聞こえない人たちとともに
新年会でのふれあい
聞こえない人たちの集まる新年会に行きました。議員になってからおつきあいが始まったので、今年で2回目の参加です。
初めは私たち来賓のあいさつでしたが、八尾市から派遣された手話通訳の方が皆さんに内容を伝えてくれました。その後はグループ対抗のゲーム大会です。聞こえない人たちが、どんなゲームをするのかな?うまくコミュニケーションとれるのかな?手話ができないので、初めは何となく緊張してしまった私でした。
ゲームは、漢字組み合わせクイズ、手話を使わない伝言ゲーム、パズルなど、当然のことですが、音声言語を使わない身ぶり手ぶりで楽しめるものでした。ゲームの説明は進行役が手話と表情・動きで伝えます。手話がわからない私にも、おおよその意味が伝わってきます。ゲームの間は、簡単な手話を教えてもらったり、手のひらで筆談したりして、聞こえない人たちと交流しました。困った時は手話通訳ボランティアの方に助けてもらいながら、お互いに打ち解けて、すっかりリラックス。本当に楽しい一時でした。
聞こえない人たちから教えられたこと
「聞こえない障がいは周りに理解されにくく、人間関係でつらい思いをした」と、会の役員さんが体験を話してくれたことがあります。そういえば、私の母も高齢で耳が聞こえにくくなっていますが、人と交わるのが消極的になると話していました。「聞こえない」と言えば、周りから冷たくされるというのです。 これらは、聞こえない人・聞こえにくい人とどう向き合うのかという、聞こえる人の側の問題だと思います。
まず、聞こえない人たちと一緒にふれ合うことが必要です。そのなかで新たな気づきがある、手話ができなくても、「ゆっくり話す」「筆談する」「身ぶり手ぶりで伝える」などで通じ合えることがわかってくる、ここからのスタートです。私は、まだやっとその地点に立ったばかりです。聞こえない人たちとの出会いは、「ともに支え合いながら、だれもが安心して暮らせる八尾のまちづくり」に向けて、大きな課題を提起してくれました。
聞こえない人たちが持つ「電話お願い手帳」をいただいた。緊急の場合や困ったときに、必要事項を書いて協力を求めることができるよう工夫されている。コミュニケーションカード(お願いカード)も挟みこまれている。
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